- PS4でPS3コントローラーを使うには4,000~6,000円の変換アダプターが必要だが、PS4コントローラーはPS3で直接使用可能
- PS4コントローラーをPS3で使用する場合、PSボタンによる本体操作やホームメニューアクセスができない制限がある
- 有線接続は設定が簡単で安定性が高く、無線接続より推奨される接続方法
「PS3のコントローラーをPS4で使いたいけど動かない」「PS4のコントローラーをPS3で使えるの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
PlayStationシリーズを愛用している方なら、一度は考えたことがあるはず。コントローラーが故障した時や、使い慣れたコントローラーを別の機種でも使いたい時など、互換性の問題は切実です。
この記事では、PS3とPS4間でのコントローラー使用方法や互換性、対処法について詳しく解説します。読み終える頃には、あなたもコントローラーの互換性を理解し、実際に使えるようになっているでしょう。

PS3・PS4コントローラーの基本仕様と互換性の現実
コントローラーの基本的な違いを理解する
PS3とPS4のコントローラーは見た目こそ似ていますが、内部の設計や機能に大きな違いがあります。PS3コントローラー(DUALSHOCK3)はコンパクトで軽量な設計となっており、SIXAXIS(6軸検出システム)や振動機能を搭載しています。一方、PS4コントローラー(DUALSHOCK4)はPS3より大きめでグリップ感が向上しており、タッチパッド、ライトバー、スピーカー、ヘッドセット端子といった新機能が追加されています。
接続方式については両者ともUSB有線とBluetooth無線に対応していますが、バッテリー容量やセンサーの精度などにも差があります。特にPS4のコントローラーは大容量リチウムイオンバッテリーを搭載しており、より長時間の使用が可能となっています。
公式サポート状況と互換性の真実
ソニーの公式見解として、PS4ではPS3のコントローラーを直接使用することは、有線・無線ともに不可能です。実際に、PS4本体にPS3のコントローラーを接続すると「PS3のワイヤレスコントローラーは使えません」という表示が出現します。これは、コントローラーの内部設計や認証システムが根本的に異なるためです。
しかし、逆のパターンについては異なる結果となります。PS4のコントローラーはPS3でそのまま使用可能です。USBケーブル経由での有線接続はもちろん、PS3本体に内蔵されているブルートゥース機能を利用した無線接続も可能となっています。
ps4 ps3 コントローラー 互換性の現状整理
現在の互換性状況を整理すると、以下の表のようになります。
使用パターン | 直接接続 | 変換アダプター使用 | 主な制限事項 |
---|---|---|---|
PS3→PS4で使用 | ❌ 不可 | ⭕ 可能 | タッチパッド機能なし、一部ゲーム非対応 |
PS4→PS3で使用 | ⭕ 可能 | - | PSボタン機能制限、振動機能なし |
この現実を踏まえて、実際の使用方法と対処法を詳しく見ていきましょう。

ps4 ps3コントローラー 変換の実践方法
変換アダプターを使ったPS3→PS4での利用
PS3のコントローラーをPS4で使用するためには、専用の変換アダプター(コンバーター)が必要不可欠です。市場には複数の製品が存在しており、それぞれ特徴や価格が異なります。
代表的な製品として、Brook PS3 to PS4 Controller Adapterがあります。この製品は高品質なサードパーティ製品で、プラグ&プレイ機能により原作PS4コントローラーの認証が不要となっています。また、CYBER コントローラー変換アダプターは設定なしで簡単接続が可能で、常時認証タイプのため接続切れを起こしにくい特徴があります。
ps3のコントローラーをps4で使う方法の詳細手順
変換アダプターを使用した接続手順は比較的簡単です。まず、PS4本体の電源を入れた状態で、変換アダプターをPS4のUSBポートに接続します。次に、PS3コントローラーを変換アダプターに接続すると、通常数秒で自動的に認識されます。
ただし、注意すべき点もあります。変換アダプタの価格は4000円ほど、場合によっては6000円以上となっており、新しいコントローラーを購入する場合と比較検討が必要です。また、遅延の影響を受けやすい格闘ゲームでも、高品質な変換アダプターを使用すればタイムラグを感じることなく操作できたという報告も多数寄せられています。
変換時の機能制限と対応状況
変換アダプターを使用してPS3コントローラーをPS4で使用する場合、すべての機能が利用できるわけではありません。基本的なボタン操作やアナログスティック操作は問題なく動作しますが、PS4独自のタッチパッド機能、ライトバー、スピーカー機能、ヘッドセット端子は使用できません。
一方で、振動機能については使用する変換アダプターによって対応状況が異なります。高品質な製品であれば振動機能にも対応しているものが多く、ゲームプレイに必要な基本機能は十分に利用できると考えて良いでしょう。
ps3でps4コントローラー psボタンの問題と解決策
有線接続による簡単セットアップ
PS4のコントローラーをPS3で使用する場合、最も簡単なのは有線接続です。PS4コントローラーとPS3本体をUSBケーブルで接続するだけで、自動的に認識され、特別な設定は必要ありません。この方法は設定の手間がかからず、接続も安定しているため、初心者にも推奨される方法です。
有線接続の最大のメリットは、充電を気にする必要がないことです。本体から常時給電されるため、バッテリー切れの心配がなく、長時間のゲームプレイにも対応できます。また、無線接続で発生する可能性のある遅延も完全に排除できるため、反応速度が重要なゲームでも安心して使用できます。
無線接続の設定方法とコツ
無線接続を希望する場合は、PS3本体のBluetooth機能を利用します。設定手順としては、まずPS3本体のシステムメニューから「設定」→「周辺機器設定」→「Bluetooth機器管理」と進み、「新しい機器の登録」を選択します。
次に、DUALSHOCK 4のSHAREボタンとPSボタンを同時に長押しして、ペアリングモードにします。この状態では、DUALSHOCK 4のライトバーが白く光ります。PS3側でワイヤレスコントローラーとして認識されれば、ペアリング完了です。
PSボタンの制限と実用的な対処法
PS4のコントローラーをPS3で使用する際の最大の制限は、PSボタンの機能が大幅に制限されることです。PSボタンを使ってPS3本体の電源を切ることはできませんし、ホームメニューを開くこともできません。
この制限に対する実用的な対処法として、ゲーム終了時にはゲーム内のセーブ機能でデータを保存した後、ゲーム内メニューからタイトル画面に戻り、最終的にPS3本体の電源ボタンで電源オフする方法が推奨されます。また、より便利に使用するためには、中古のPS3コントローラーを1つ用意しておき、本体操作が必要な場面で使い分けるという方法も効果的です。
ps4 コントローラー ps3 反応しない時の対処法
基本的なトラブルシューティング
コントローラーが反応しない場合、まず試すべきは基本的な対処法です。PS4本体の再起動は、多くの接続問題を解決する効果的な方法です。Bluetoothの接続状況が改善され、再度接続し直すことで通常通りに動作する可能性が高まります。
USBケーブルの状態確認も重要な対処法の一つです。ケーブルの根元に亀裂などが入っていないか確認し、別のケーブルがある場合は交換して試してみましょう。また、PS4には複数のUSBポートがあるため、使用していない別のポートに変更することで、接触不良による問題を解決できる場合があります。
コントローラーリセットの実行方法
コントローラー自体に問題がある場合は、リセット操作が効果的です。コントローラーの背面には小さな穴があり、この中にリセットボタンが配置されています。爪楊枝などの先の細いもので、このリセットボタンを5秒以上長押しします。
リセット後は、公式のUSBケーブルを使用してコントローラーを本体に接続し、PSボタンを押してペアリングを行います。この手順により、コントローラーの設定が初期化され、接続問題が解決される場合が多くあります。
PS3での特有の対処法
PS3でPS4コントローラーを使用する場合の特有の問題として、ペアリングがうまくいかないケースがあります。この場合、本体電源を入れる際に、コントローラーをワイヤレス状態ではなく、USBケーブルを使用した有線状態にしてから本体電源を入れることで改善する場合があります。
また、PS4のコントローラーで操作している場合は、検索開始後にUSBケーブルを抜いて無線モードに切り替えることで、より快適な操作が可能になります。

ps4 ps3 コントローラー 互換性の限界と注意点
機能的制限の詳細
PS4でPS3コントローラーを使用する場合、ハードウェアの違いにより複数の機能制限が発生します。最も大きな制限は、PS4独自のタッチパッド機能が使用できないことです。多くのPS4ゲームでタッチパッドは重要な操作手段として活用されているため、これらのゲームでは操作に支障をきたす可能性があります。
ライトバーによる状態表示も利用できません。PS4ゲームでは、プレイヤーの識別やゲーム内状況の表示にライトバーが使用されることが多く、この機能がないことで一部の情報が得られない場合があります。また、スピーカー機能やヘッドセット端子も使用できないため、音響面での体験が制限されます。
ゲーム互換性の現実
すべてのPS4ゲームがPS3コントローラーで正常に動作するわけではありません。特に、タッチパッド操作が必須のゲームや、ライトバーの状態表示に依存するゲームでは、プレイに支障をきたす可能性があります。
格闘ゲームやアクションゲームなど、基本的なボタン操作が中心のゲームでは問題なく動作することが多いですが、RPGやアドベンチャーゲームなど、多彩な操作が要求されるゲームでは注意が必要です。
購入前には、プレイ予定のゲームが変換アダプター使用時にどの程度対応しているか、レビューやユーザー報告を確認することを強く推奨します。
コスト面での現実的な判断
変換アダプターの価格は決して安くありません。4000円から6000円程度の費用を考慮すると、新しいコントローラーの購入や社外品コントローラーの選択肢と比較検討が必要です。ホリのSONYライセンス商品ワイヤードコントローラーライトなど、コンバーターよりも安価な社外品PS4用コントローラーも存在します。
使用頻度や必要な機能、予算を総合的に考慮して、最適な選択肢を決定することが重要です。たまにしか使用しない場合は変換アダプターが適していますが、頻繁に使用する場合は純正コントローラーの購入を検討した方が良いでしょう。
よくある質問と回答(FAQ)
まとめ:PS3・PS4コントローラー互換性の完全理解
互換性の基本原則
PS3とPS4のコントローラー互換性について、重要なポイントを再確認しましょう。PS4でPS3のコントローラーを使用するには変換アダプターが必須で、直接接続では動作しません。一方、PS4のコントローラーはPS3で直接使用可能ですが、PSボタンなどの機能制限があります。
この基本原則を理解することで、自分の使用シーンに適した選択肢を判断できるようになります。コストパフォーマンスを重視するか、機能の完全性を重視するかによって、最適な解決策は変わってきます。
実践的な推奨事項
頻繁にゲームをプレイする方には、各機種の純正コントローラーを用意することを強く推奨します。操作性や機能面での制限がなく、最も快適なゲーム体験を得られます。たまにしか使用しない場合は、変換アダプターの活用が現実的な選択肢となります。
コストを重視する場合は、社外品コントローラーの検討も有効です。SONYライセンス商品であれば、純正品に近い品質を期待できながら、価格を抑えることができます。
今後の展望と対応策
PlayStation技術の進歩に伴い、将来的にはより高度な互換性ソリューションが登場する可能性があります。現在でも、多機種対応の変換アダプターが開発されており、PS5、Xbox、Nintendo Switchなど、幅広いプラットフォームでの互換性を実現する製品も存在します。
技術の進歩を待つ間も、現在利用可能な解決策を活用することで、手持ちのコントローラーを有効活用できます。この記事で紹介した方法を参考に、あなたのゲーム環境に最適な選択肢を見つけていただければ幸いです。
PS3とPS4のコントローラー互換性は完璧ではありませんが、適切な方法と理解があれば十分実用的に使用できます。あなたの使用パターンと予算に合わせて、最適な方法を選択し、より充実したゲームライフを楽しんでください。